介護職はどのような仕事?

介護の仕事は大変ですが、とてもやりがいがある仕事です。また日本は高齢化が著しく進んでいるため2025年には240万人以上の介護職員が必要になり、ますます需要が伸びることが予想されています。では実際、どのような仕事なのでしょうか。

介護職の仕事とは、要介護者ひとりひとりの求める生活や暮らしの実現を目指して日常生活の援助を行います。大きく分けてふたつの仕事に分けられます。
まずは身体介護。食事、入浴など実際に利用者の体に触れる介護です。介護度の高い利用者には特に求められます。身体介護は資格のない職員は資格を持っている職員の監視が必要となります。
そして生活援助です。掃除や洗濯などの利用者の生活を支える家事のサポートとなります。こちらの生活援助は無資格の職員でも単独で行える仕事です。

介護職は働く施設も選べます。
まずは特別養護老人ホーム。こちらは要介護度3以上の利用者を対象としているため身体介護を行う場面が多いです。終身利用ができるのでひとりの利用者と長い時間をかけて関係を築くことができます。
終身利用ではなく在宅に向けた復帰を支援する施設が介護老人保健施設です。こちらは要介護度1以上の利用者が対象で入居期間は3~6ヶ月になります。特別養護老人ホームのような長い期間をかけた関係は築けないかもしれませんが、リハビリや医療ケアを行いながら在宅復帰に向け共に協力することで一体感がうまれることも。目標がはっきりしているため、やりがいや達成感を味わえる職場といえるでしょう。